問題
第1問
(1)
位取りの基礎を2とする数の表し方を2進法という。ここでは各位の数字を0または1とし,例えば2進法で表された4桁の数1101を,日常的に使用されている10進法で表すと
となる。
(i)2進法で表された数1001を10進法で表すとであり,2進法で表された数10101010を10進法で表すと,である。自然数のうち,2進法で表した時に8桁以下となる数は全部で個ある。
(ii)2進法で表された64桁の数で,全ての数字が1であるものをNとする。Nを10進法で表した時の桁数はである。ただし,とする。
(2)
1つの面が青色で,その他の5つの面が白色の正六面体があり,その6つの面に1つずつ数字を記入する。ただし,正六面体を回転して各面の色と数字が一致すれば,記入方法は同じであるとみなす。
(i)青色の面に1を記入し,白色の面に1を1つ,2を4つ記入する方法の総数はである。青色の面に2を記入し,白色の面に1を2つ,2を3つ記入する方法の総数はである。
(ii)6つの面に1を2つ,2を4つ記入する方法の総数はである。
(iii)6つの面に1を2つ,2を3つ,3を1つ記入する方法の総数はである。
(iv)1,2,3,4,5,6から数字を選んで,6つの面に重複を許して記入する。このとき,向かい合う面の2つの数字の和がすべて6である記入する方法の総数はである。
(1)は2進法の問題。桁数の問題は常用対数の定石に持ち込むと良い。(2)は場合の数。青の面に塗る数で場合分けすると解きやすい。(iv)も数字の組み合わせで場合分けして、それぞれに対して塗り方を考えると良い。
解答・解説
解説
(1)
(i)
自然数nに対して,nが2進数で8桁以下となるのは,
つまりは2進法で表すと9桁の最小。
よって求めるnの個数は255
(ii)Nは2進法で64桁全て1の数。
は65桁で最小の数で,最高位が1,残りが0。10進法で表すと,
ここで,
つまり,
は十分大きいので,
よってNは20桁。
(2)
(i)
青の面が1の時,
青の向かいの面が1で,残り4つの面が2の場合が1通り。
青の向かいの面が2で,残り4つの面が1と2が3つの場合が1通り。
求める場合の数は合計2通り。
青の面が2の時,
青の向かいの面が1で,残り4つの面で1が1つ,2が3つの場合は1通り。
青の向かいの面が2で,残り4つの面で1が2つ,2が2つの場合は円順列で考えて2通り。
求める場合の数は合計3通り。
(ii)
(i)より求める場合の数は通り。
(iii)
(i)と同様に考える。
①青の面が3の時,
青の向かいの面が1の時は,1通り。
青の向かいの面が2の時は,円順列で考えて2通り。
②青の面が2の時,
青の向かいの面が1の時は,3通り。
青の向かいの面が2の時は,円順列で考えて3通り。
青の向かいの面が3の時は,円順列で考えて2通り。
③青の面が3の時,
青の向かいの面が1の時は,1通り。
青の向かいの面が2の時は,円順列で考えて3通り。
青の向かいの面が3の時は,円順列で考えて1通り。
以上より合計16通り。
(iv)
和が6になる組み合わせは,
この3つの組み合わせを順にA,B,Cとする。
向かいの面の和がすべて6に注意する。
青の面が1の時,向かいの面は5。
残り4面に対して,4つの数の選び方は6通り( AA,AB,AC,BB,BC,CC)。
CCの側面の記入の仕方は1通り。
ABの側面の記入の仕方は,円順列で考えて向かいの面の和が6に注意して2通り。
AA,ABの側面の記入の仕方は1通りずつ、計2通り。
AC,BCの側面の記入の仕方は1通りずつ、計2通り。
青の面が2~5の時も、6の時と同様の7通りずつあるので求める数は35通り。
解答
ア:9(3点) イウエ:170(3点)
オカキ:255(3点) クケ:20(4点)
コ:2(3点) サ:3(3点) シ:5(5点)
スセ:16(4点) ソタ:35(4点)
